【完全解説】コアサテライト戦略とは?始め方は?

「コアサテライト戦略ってなに…?銘柄選びのポイントはどこ…?おすすめ銘柄ってないの…?コアサテライト戦略の始め方は…?始めてからはどうしたらいいの…?投資初心者にでもわかるように隅々まで教えてください。」

このような疑問に答えます。

近年の投資人気により、「コアサテライト戦略」を投資戦略として用いる人が増えてきています。

しかし、「コアサテライト戦略ってなに?」という人もいるのではないでしょうか。

そのような人に向けて、「コアサテライト戦略」の内容・メリット・デメリット・銘柄選びのポイント・始め方・始めてからの運用ついて解説します。

この記事を見れば「コアサテライト戦略」の全体を理解できるようになっていますので是非最後まで読んでみてください^^

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コアサテライト戦略とは?

コアサテライト戦略とは、安定的に運用する守りの資産の「コア」(核)と、積極的に運用する攻めの資産の「サテライト」(衛星)を分けて考える投資戦略です。

基本的に、老後資金や子供の教育費など、これからの生活で必要となる減らしたくないお金を「コア」で、減ってもある程度許容できる余剰資金を「サテライト」で運用します。

「コア」と「サテライト」の特徴は下記のとおり。

  • コア:ローリスク・ローリターン
  • サテライト:ハイリスク・ハイリターン

「コア」は積立て投資・分散投資などを駆使し、長期的に安定したリターンを期待します。

「サテライト」は、アクティブファンドや個別株など、リスクは高いがハイリターンを期待します。

これらを組み合わせて運用することで、リスクは抑えながら市場平均以上のリターンを期待する投資戦略です。

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コアサテライト戦略のメリット・デメリット

コアサテライト戦略のメリット・デメリットってないの?という人に向けて、メリット3つ、デメリット2つ紹介します。

コアサテライト戦略のメリット3つ

コアサテライト戦略のメリットは下記の3つです。

  • リスクを抑えながら市場平均以上のリターンが見込める
  • リスク許容度にあわせて柔軟にポートフォリオを変化できる
  • 楽しく投資ができる(退屈しない)

ローリスクの「コア」・ハイリスクの「サテライト」をうまく組み合わせることで、リスクを抑えながら市場平均以上のリターンが見込めます

また、リスク許容度にあわせて柔軟にポートフォリオを変化することができます。

なので、投資を始めてすぐはコア:サテライト=10:0にしておき、投資に慣れてきてからコア:サテライト=8:2に。

さらにリターンが欲しければコア:サテライト=7:3のように組み換えが自由です。

「コア=守り」「サテライト=攻め」と目的がはっきりしているため、コア:サテライトの比率を考えやすいのもいいですね。

コア銘柄は買ったら放置が基本になるため退屈ですが、ハイリスクなサテライト銘柄によって、日々の株価推移など確認することで投資の経験が得られ、退屈しないのも良い点です。

コアサテライト戦略のデメリット2つ

コアサテライト戦略のデメリットは下記の2つです。

  • ポートフォリオの管理が手間
  • サテライト銘柄には注意を向けておく必要がある

日々の株価の動きによって自分の決めたコアとサテライトの比率が変化してきます。

なので定期的なリバランス※が必要です。銘柄が増えるほど管理が大変になってきます。※リバランスについては後ほど解説します。

また、サテライト銘柄はリスクが高く、値動きも激しいです。なので、日々の経済状況や景気、株価などを見ておかなければ、下落局面に気づくのが遅れ、損失が大きくなるかもしれません

メリット・デメリットについてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください▼

守りの資産「コア」を安定して運用することが最重要

コアサテライト戦略は、守りの資産の「コア」を安定して運用することが最重要になります。

サッカーでもそうですが、守りがしっかりしていないと安心して攻めることができませんよね?

コアサテライト戦略も同じように、安心して運用ができる「コア」をしっかりと構築することが大切です。

なので、優先順位としては「①コア」「②サテライト」でポートフォリオの構築をしましょう。

重要な「コア」を安定的に運用するために押さえておきたいポイントが3つあります。

  • 長期投資
  • 分散投資
  • 積立て投資

上記のポイントについて解説をしていきます。

長期投資を前提に考える理由

「コア」は長期投資を前提に考えましょう。その理由か下記のとおり。

  • 複利効果を高められる
  • 日々の値動きに左右されない
  • コストが低く抑えられる

長期投資をすることでの最大のメリットは複利効果を高められる点です。

✅複利とは

利息が預金元本にプラスされた上で次の利息計算を行う考え方で、発生した利息にまた利息がついて、その利息にまた利息がついて…のような雪だるま式に増えていくイメージです。

下記グラフは100万円を年利5%で複利運用したものです。

グラフを見ると期間が経つほど傾きが大きくなっていきます。なので複利効果は長期投資をするほど得られることがわかります。

複利 100万円を年利5%のところに預けた場合

もっと詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください▼

また、長期運用を前提に行っていれば、長期的に見て値上がりしていることがポイントになってきます。

なので、一時的に大幅な値動きがあったとしても、そこまで精神的なダメージがなく、日々の値動きに左右されません。

長期投資は、基本的に買って放置になりますので自ずと売買の回数が少なくなります。

売買するときにも手数料がかかってくるので、売買回数が少ない長期投資はコストも低く抑えることができます。

分散投資・積立て投資でリスク低減を図る

「コア」はローリスクで安心して運用できると良いです。リスクを抑えるために分散投資が有効です。

分散投資には下記のような4つの方法があります。

  • 資産分散:株式・債権・不動産など資産を分散
  • 地域分散:国・地域を分散
  • セクター分散:素材・資本財・ヘルスケアなどセクターの分散
  • 時間分散:投資をするタイミングを分散(積立て投資が有効)

上記4つの分散を行うほど、リスク低減が見込めます。逆にこれらの分散を行わないと、リスク低減が見込めません。

なので「コア」を構築するときには、分散を意識するようにしましょう。

もっと詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください▼

「コア」銘柄を決めるのは慎重に。銘柄の選び方を解説

「コア」の重要性についてわかっていただけたところで、次は実際に銘柄の選び方についてです。

「コア」銘柄は特に慎重に選ばないといけません。

銘柄の途中変更もできますが、長期投資の最大のメリットである複利効果を得るためには、その銘柄を持ち続けることが大切です。

なので最初に自信をもって運用できる銘柄を選びたいですね。

そこで、コア銘柄の選び方おすすめな銘柄を解説します。

インデックスファンドがおすすめ

ファンドの運用手法として、大きく分けると下記2つが挙げられます。

  • アクティブファンド
  • インデックスファンド

この中でもインデックスファンドを選ぶようにしましょう。

アクティブファンドとは

アクティブファンドとは、指数を上回るリターンを積極的に目指す運用手法です。

アクティブファンドの特徴は下記のとおり。

  • 指数を上回るリターンを期待できるが、高い確率で上回ることができない
  • 信託報酬が高い
  • リターンがファンドマネージャーの腕前に左右される
インデックスファンドとは

インデックスファンドとは、「日経平均株価(日経225)」や「S&P500指数」など市場全体の動きを表す代表的な指数(インデックス)に連動した投資成果を目指す運用手法です。

インデックスファンドの特徴は下記のとおり。

  • 安定したリターンが得られる
  • ある程度の分散投資ができる
  • 手数料が安い
  • 値動きがわかりやすい
アクティブファンドとインデックスファンドの比較

2つの運用手法の特徴をまとめると下記の表のようになります。

表を見ると、信託報酬・リターン・リスクの低さのバランスが取れているものは、インデックスファンドということがわかります。

したがって、「コア」としてはインデックスファンドを選ぶと良いでしょう。

もっと詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください▼

投資信託の選び方

インデックスファンドを選ぶと良いということがわかったと思います。

では、実際に投資信託を選ぶときはどこを見て良いファンド・悪いファンドを見極めるといいのでしょう?

そこで、注目するべきポイントは5つあります。下記のとおり。

  • ①商品内容:インデックスファンド・資産の分類を確認
  • ②総純資産額:100億円(最低30億円)以上
  • ③信託報酬:0.5%以下
  • ④分散投資:どのくらい分散できているのか確認
  • ⑤過去チャート:長期的に右肩上がりか

投資初心者はこの5つのポイントを見ておけばまずOKです。これらのポイントが押さえてあればまず問題ないでしょう。

なんでこのポイントを見るといいの?など、詳細な理由が知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください▼

おすすめ投資信託・ETF

「コア銘柄」の選び方がわかったところで、私が「コア」としておすすめするファンドを紹介します。参考程度に見てみてください。

おすすめ投資信託3選

おすすめする投資信託は下記の3つです。

  • ①eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
  • ②eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
  • ③eMAXIS Slim 先進国株式インデックス

手数料が低く・安定したリターンが得られることを前提にピックアップしています。

私も実際、①eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)と②eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)に投資をしています^^

銘柄の詳細やなぜおすすめかなど、詳細が知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください▼

おすすめETF3選

おすすめするETFは下記の3つです。

  • ①VTI(バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)
  • ②VOO(バンガード・S&P500 ETF)
  • ③VT(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)

おすすめ投資信託と同じですが、手数料が低く・安定したリターンが得られることを前提にピックアップしています。

私も実際、①VTI(バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)に投資をしています^^

銘柄の詳細やなぜおすすめかなど、詳細が知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください▼

「サテライト」にはアクティブファンドや個別株を

「サテライト」としておすすめするのは、アクティブファンド米国個別株です。これらが、どのような人におすすめなのか下記に示します。

  • アクティブファンド:投資にあまり時間をかけたくないけど、コアサテライト戦略は始めたい人
  • 米国個別株:投資したい企業がある。投資の勉強をしたい。投資を楽しみたい。という人

なぜおすすめなのか解説します。

注意点

上記はあくまで1例です。「サテライト」として運用する銘柄は各自のリスク許容度によって変わってきますので参考程度に見ていただけたらと思います。

アクティブファンド

アクティブファンドは、指数を上回るリターンを積極的に目指す運用手法です。短期的にみるとコア銘柄よりハイリターンを得られる可能性があります

さらに、プロのファンドマネージャーが銘柄の分析・運用をすべて行ってくれます。

そのため、私たちはそのアクティブファンドの動向をチェックするだけでいいので、投資に時間をかけたくない人におすすめです。

しかし、ファンドマネージャーが分析・運用のすべてを行ってくれるため手数料は高くなってしまいます。

米国個別株

私もサテライトとして実際に運用しているのが米国個別株です。自分が「投資したい!」「この企業は今後伸びる!」などと思った企業に投資をします。

なので、リターンが出せるかどうかは自分の腕前次第です。投資したい企業がある人や投資の勉強をしたい人におすすめです。

これを聞くと、「日本の企業のほうが馴染みがあるし、日本の個別株じゃいけないの?」と思う人もいるでしょう。

しかし、アメリカはどの世界と比較しても圧倒的に成長し続けています。

下図は1993年末からのNYダウ平均株価(アメリカを代表する指数)と日経平均株価(日本を代表する指数)を比較したチャートです。

アメリカが圧倒的な成長を見せていることがわかると思います。

また、皆さんに馴染みのある企業も多いです。(Apple・Amazon・google・Facebookなどもアメリカの企業)

このような理由から米国個別株をおすすめします。

コアサテライト戦略の始め方:簡単5ステップ

では、実際にコアサテライト戦略を始めるにはどうすればいいのでしょう。

手順は5ステップです。

  • 手順①:証券口座を開設する
  • 手順②:コアとサテライトの比率を決める
  • 手順③:コア銘柄を決める
  • 手順④:コア銘柄を買う
  • 手順⑤:サテライト銘柄を買う

各手順をわかりやすく解説していきます。

手順①:証券口座を開設する

まず投資をするにあたって証券口座の開設が必須です。まだ口座を持っていなければすぐに開設しましょう。

初めて証券口座を開設する人は、とりあえず楽天証券で問題ありません。

上図のように顧客満足度もNo.1と安心もできるため、初めて口座開設をする人はとりあえず楽天証券で間違えないでしょう。

詳しく知りたい人は、「投資を始めるなら「楽天証券口座」を作ろう【楽天と生きていく】」で解説しています。

口座開設はこちら

手順②:コアとサテライトの比率を決める

まずはコアとサテライトの比率を決めましょう。

投資初心者にはコア:サテライト=8:2をおすすめしています。8:2とするべき理由は下記のとおりです。

  • コアの配分が多いため安定したリターンが期待できる
  • サテライトでのハイリターンが見込める
  • サテライトの比率が小さいため、損失が小さくて済む
  • 投資に退屈しない

上記のような特徴があるため、「コアサテライト戦略をしてみたいけど比率どうしよう」となっている人はコア:サテライト=8:2から始めてみましょう。

8:2がおすすめな理由の詳細が知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください▼

✅1つだけ注意点

「コア:サテライト=5:5」よりサテライトの比率が大きくならないようにしましょう。

コアサテライト戦略は「コア」がしっかりと運用できているという前提条件があります。

リスクの高い「サテライト」の比率が大きくなってしまうと、コアサテライト戦略のメリットを活かすことができません。

手順③:コア銘柄を決める

次にコア銘柄を決めましょう。

コア銘柄は手数料が低く・安定したリターンが得られることを前提に選びましょう

長期投資が基本となるので、分散効果が得られる銘柄だとなおよいです。

手順④:コア銘柄を買う

次に「コア銘柄」を買っていきましょう。

買うときは一括購入ではなく、ある程度の時間分散を用いるとリスクがさらに低減できるため良いです。

一括購入は高値掴みをしてしまうリスクがあるため、そのようなリスクを低減するためにも、数回に分割して購入したり、積立て投資するなど意識すると良いでしょう。

コア資産のおすすめな買い方はこちらの記事を参考にしてみてください▼

手順⑤サテライト銘柄を買う

手順②で決めた比率の「コア銘柄」を買ってから、「サテライト銘柄」を買いましょう

理由は、先ほど注意点で挙げた、サテライトの比率が大きくなりすぎないようにするためです。

サテライトで選ぶような銘柄はリスクが大きく値動きが激しいものが多いです。

そのような銘柄への投資はリスクがあり楽しいです。

私も最初、サテライト銘柄への投資が楽しく、気づいたら比率が大きくなり損をしてしまいました。

なので手順②で決めた比率どおりに、サテライト銘柄を買うようにしましょう。

コアサテライト戦略を始めてからは定期的なリバランスをしよう

コアサテライト戦略を始めてからは、定期的なリバランスをしていきましょう。

リバランスの重要性と、やり方・適切なタイミングを解説します。

リバランスの重要性

リバランスはバランスの崩れたポートフォリオを最適な比率に戻すことを言います。

リバランスのメリットは下記のとおり。

  • 最適なポートフォリオを保つことができる
  • リスクの取りすぎを回避できる
  • パフォーマンスの改善が見込める

では、リバランスをしないとどうなるのでしょう。

  • リスク許容度を超えたポートフォリオになる
  • リターンの安定性が欠ける

リバランスを行わなければ、ハイリスク銘柄の比率が大きくなりリスク許容度を超えたポートフォリオになってしまう可能性があります。

投資では、急上昇した銘柄はその分急落する可能性を秘めているといわれます。

また、ハイリスク・ハイリターン銘柄の比率が大きくなることで、リターンの安定性も欠けてくることでしょう。

なので、リスクは抑えながら市場平均以上のリターンを期待するコアサテライト戦略では、定期的なリバランスを行うことがとても重要です

リバランスが重要な理由の詳細が知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください▼

リバランスのやり方と適切なタイミング

それではリバランスはどのタイミングでどうやって行えばいいのでしょう。

リバランスのやり方は2通り
  • 比率の高い銘柄を売却して、比率の低い銘柄を購入する:『売買』
  • 比率の低い銘柄を、手元のキャッシュを使って買い増す:『買い増し』

どちらのやり方が特別良いなどはありませんので、その時の自分に合った方法で行ってみてください。

リバランスの適切なタイミングは2通り
  • 一定間隔で定期的にリバランスをする:『期間』
  • ポートフォリオの比率が一定割合以上崩れたら行う:『乖離率』

投資初心者がリバランスを行うタイミングの基準として用いるなら、手間がかからず、わかりやすいため「期間」を基準にすることをおすすめします。

また、「乖離率」を基準にしてしまうと、個別銘柄などは1日で10%近く値動きをするものがありますの.

そのため、毎日ポートフォリオをチェックをしてリバランスを行うと、過剰な売買をしてしまう可能性があります。

そう考えると、まずは「期間」を基準にリバランスを行い、投資に慣れ、「乖離率」を見る方がやりやすいと感じてきたら、移行してみるといいでしょう。

リバランスのやり方と適切なタイミングについて詳細が知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください▼

まとめ:投資戦略に迷ったらコアサテライト戦略を使おう

以上、コアサテライト戦略について、意味・銘柄選定方法・始め方など解説しました。

コアサテライト戦略はリスクを抑えながら市場平均以上のリターンを期待する投資戦略です。

しっかりとした「コア」を構築し、リバランスを行うことが重要になります。

わかりやすく、管理もしやすい投資戦略ですので、まずはコアサテライト戦略から始めてみるといいでしょう。

投資は経験が大切です。まだ始めることができていない人は、まずは低リスクな投資からチャレンジしてみてください。

というわけで、今回は以上となります。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

おわりっ

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