
「人気のeMAXIS Neoシリーズって評判どうなんだろう…?ファンドの比較が見てみたいな。市場平均との差ってどのくらいなのかな…?ファンドの注意点ってあるの…?投資初心者にでもわかるように教えてください。」
こういった疑問に答えます。
チャートや過去データ、表などを用いてわかりやすく解説していきますのでよろしくお願いします^^
「eMAXIS Neo シリーズ」の評判は?

まず結論から言うと、近年評判はとてもよくなっています。
その理由は、「eMAXIS Neo シリーズ」全9つのファンドの多くが急成長を見せているからです。
全9つのファンドと市場平均の比較を交えながら、「eMAXIS Neo シリーズ」について解説していきます。
「eMAXIS Neo シリーズ」とは
まず「eMAXIS Neo シリーズ」について簡単に紹介します。
「eMAXIS Neo シリーズ」の特徴は下記のとおりです。
- 三菱UFJ国際投信が運営
- 「eMAXIS Neo シリーズ」には9つのファンドがある
- 革新的なテーマに投資ができるテーマ型インデックスファンド
- Kenshoテクノロジーズ社の開発した指数に連動を目指す
- AI(人工知能)が銘柄選定をすべて行う
- 信託報酬は0.792%と高め
最も特徴的なのは、銘柄選定をすべてAIに任せている点だと思います。
AIを用いているため、銘柄の取りこぼしが少なく、テーマの恩恵を十分に享受することが期待されます。
また、テーマ型インデックスファンドであり、Kenshoテクノロジーズ社の開発した指数に連動を目指しています。
KenshoテクロノジーズはS&P500指数などで知られるS&Pグローバル社の100%子会社であり、様々な受賞歴もあるため安心です。

「eMAXIS Neoシリーズ」全9ファンドを徹底解説
「eMAXIS Neoシリーズ」には9つのファンドがあります。
- eMAXIS Neo 自動運転
- eMAXIS Neo ウェアラブル
- eMAXIS Neo フィンテック
- eMAXIS Neo ナノテクノロジー
- eMAXIS Neo バーチャルリアリティ
- eMAXIS Neo ドローン
- eMAXIS Neo 宇宙開発
- eMAXIS Neo ロボット
- eMAXIS Neo 遺伝子工学
気になるファンドがあれば、解説記事を見てください!(^^
全9ファンドと市場平均を徹底比較

それでは「eMAXIS Neoシリーズ」全9つのファンドと市場平均を徹底比較していきます。
今回の比較で用いる市場平均はS&P500指数に連動する投資信託の「eMAXISSlim米国株式(S&P500)」とします。
※比較時に用いるグラフ・表では「eMAXISSlim米国株式(S&P500)」を「S&P500」と表記します。
組み入れ銘柄数は少なく分散効果は得にくい
まずは組み入れ銘柄数の比較です。

やはりテーマ型ファンドの「eMAXIS Neoシリーズ」は組み入れ銘柄が明らかに少ないです。
インデックスファンドの魅力の一つである、分散効果は得られにくいと理解しておきましょう。
基準価格上昇率が大きいファンドが多い
「eMAXIS Neoシリーズ」の価格上昇率は高いです。
2020年の上昇率と、2021年年初来の上昇率を比較してみます。
2020年の上昇率
まずは2020年1年間での基準価格上昇率です。

「宇宙開発」以外のファンドは「S&P500」をアウトパフォームしていることがわかります。
「自動運転」に至っては、1年で2倍以上も上昇しており、インデックスファンドとはおもえない成長速度です。
全体的に「eMAXIS Neo シリーズ」は好調だったことがわかります。
2021年初来の上昇率
2021年の上昇率はどうでしょう。
下記は2021年11月4日~2021年3月31日までの価格上昇率です。

「宇宙開発」・「遺伝子工学」以外のファンドは、「S&P500」をアウトパフォームしています。
しかし、2020年時ほど「S&P500」をアウトパフォームしていない印象を受けます。
「自動運転」に注目すると、2020年では価格上昇率ぶっちぎり1位でしたが、2021年では落ち着いているように見えます。
2021年はあと9か月程度ありますので、どのような価格上昇を見せてくるのか注目です!
純資産上昇率はテーマによっては圧倒的な成長を見せている
ファンドの人気の指標にもなる純資産の上昇率の比較です。
2020年1月6日~2021年3月31日までの上昇率になります。

「自動運転」・「ナノテクノロジー」・「バーチャルリアリティ」が圧倒的な上昇率を見せています。
この3つのファンドは、基準価格の成長率・人気がともに高く、評判が良いということがわかります。
一般的に大人気といわれる「S&P500」と比較すると、アンダーパフォームしているテーマも半数程度あります。
しかし、「自動運転」・「ナノテクノロジー」・「バーチャルリアリティ」のテーマファンドは圧倒的な上昇率を見せているため、その他のテーマも同程度の上昇率の力を秘めていると考えられます。
まだテーマ人気の波が来ていないと考えることもできます。
反対に、現在人気の「自動運転」・「ナノテクノロジー」・「バーチャルリアリティ」は人気の波が来てしまっているため、今後の伸びしろは少ないかもしれません。
実質コストはインデックスファンドと比較すると高め
「実質コスト」はその年によって変動があるため参考程度に比較していきます。
※実質コストの算出は、目論見書で提示されている「手数料(信託報酬)」+運用報告書内記載の「隠れコスト」としています。

「eMAXIS Neo シリーズ」は「S&P500」と比較してもかなり実質コストは高いことがわかります。
また、「eMAXIS Neo シリーズ」の中でもファンドによって少しずつ実質コストに差があります。
チャートの比較
「eMAXIS Neo シリーズ」の比較チャートです。(2020年1月1日~2021年3月31日)

全体的に価格は右肩上がりを見せています。
直近では「バーチャルリアリティ」が急激に上昇しています。今後どのように推移していくのか楽しみです^^
比較のまとめ
上記で比較した結果のまとめです。
S&P500と比較してアウトパフォームしているものは「赤色」、アンダーパフォームしているものは「青色」でハッチングしています。

比較表からわかることは下記のとおりです。
- 組入れ銘柄数は少なく分散効果は得られにくい。実質コストは高め
- 基準価格上昇率は多くの銘柄でS&P500をアウトパフォームしている
- 純資産もS&P500と遜色ないぐらいの上昇率を見せている
✅上記を含めて考えると、「eMAXIS Neoシリーズ」は近年評判が上昇しているといえます。
「eMAXIS Neoシリーズ」で気を付けること3点

- ①手数料が高め
- ②テーマ型ファンドである
- ③分散効果が薄い
上記について解説していきます。
①手数料が高め
「eMAXIS Neoシリーズ」の信託報酬は0.792%とインデックスファンドにしては高めです。
人気の「eMAXIS Sllimシリーズ」や「楽天シリーズ」と比較しても信託報酬(管理費用)は高い設定です。

実質コストは1.0%前後になります。これはアクティブファンドレベルの手数料です。
②テーマ型ファンドである
「eMAXIS Neoシリーズ」はテーマ型ファンドであることを理解しておきましょう。
テーマ型ファンドの特徴は下記のとおりです。
- 知識がなくても特定のテーマに投資ができる
- 特定のテーマへの集中投資となり、リスクが大きい
- 売却タイミングが重要になる
例えば、「今後宇宙開発セクターが伸びると思うけど、個別銘柄調べるのは大変。てか、わからないな。」
こういう人にテーマファンドはもってこいです。
しかし、テーマファンドは特定のテーマに投資する性質上、そのテーマが伸びなければ大きな損失を被るリスクもあります。
したがって、人気テーマの見極めができ、売却タイミングの判断がつく人に向いています。
あるいは単純に「このテーマが好きだ!」という人もいいでしょう。
しかし、テーマファンドの特徴を理解したうえで投資をしましょう。
③分散効果が薄い
「eMAXIS Neo シリーズ」は特定のテーマへ集中投資をするため、セクター分散はできません。
上記でも比較しましたとおり、組入れ銘柄数も少ないです。
また、ファンドによってですが、アメリカの企業に投資していることが多く国分散の効果も得られません。
したがって、インデックスファンドの魅力の1つである、分散効果は薄いです。
✅上記内容を含めて考えると長期投資には向いていないことがわかります。
ただし、人気セクターの見極めや基準価格を随時チェックできる人であれば、市場平均を上回るリターンが得られるかもしれません。
投資をする際は、最低でも四半期に1回程度価格の推移をチェックするようにするとよいでしょう。
まとめ:高いリターンが期待できる評判の良いファンド

いかがだったでしょうか?
「eMAXIS Neo シリーズ」は高いリターンが期待でき、近年評判・人気ともに高くなっていることがわかったと思います。
投資する際の注意点もありますが、投資候補として考えてみることも面白いと思います。
わたしも気になりだしています^^
資産形成は早く始めれば始めるほど有利です。
いろいろなファンドを調べてみて自分の納得できるところに投資しましょう^^
というわけで、今回は以上となります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
おわりっ
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