
人気のeMAXIS Neoシリーズ
「eMAXIS Neo ウェアラブルって評判どうなんだろう…。ファンドの注意点ってあるのかな…。今後も成長していくのかな…。投資初心者にでもわかるように教えてください。」
こういった疑問に答えます。
チャートや過去データ、表などを用いてわかりやすく解説していきますのでよろしくお願いします^^
「eMAXIS Neo ウェアラブル」の評判は?

まず結論を言うと、評判は良いといえます。
【前提条件】
今回はファンドの純資産総額で評判の良し悪しを考えます。
純資産総額 = 基準価格 × 受益権口数(ファンドの買われている口数)
純資産総額が増加していれば、基準価格も伸びており、ファンドも多く買われていると判断します。
なぜ評判がいいのか、ファンドの基礎情報とあわせて解説していきます。
「eMAXIS Neo ウェアラブル」とは?
「eMAXIS Neo ウェアラブル」はウェアラブル関連の銘柄に特化して投資をするファンドです。
S&P Kensho Wearables Indexに連動する投資成果を目指しています。
S&P Kensho Wearables Indexとは
AIを活用し、企業の開示情報などの膨大な文献を自動的に処理すること等を通じて、第4次産業革命の原動力となる技術群(テーマ)に沿う銘柄を選定する「S&P Kenshoニューエコノミー指数」の一つです。
このインデックスでは、ウェアラブル関連企業の銘柄を選定します。
✅ウェアラブルとは
ウェアラブルは身に着けられるIoT機器やコンピューターのことを指します。
パソコンやスマートフォンなどは持ち運ぶ必要がありますが、ウェアラブル端末は身体に身に着けて使用する端末です。
腕時計・リストバンド・ゴーグル・イヤホンタイプなど様々なものがあります。
有名な「Apple Watch」もウェアラブル端末の1つです。

ウェアラブルの用途は下記のとおりです。
- 健康情報管理:心拍数・睡眠時間などの情報取得
- 活動量管理:歩数・移動距離などの情報取得
- スマートフォンの着信・メッセージの通知
- 業務効率化・ゲームへの活用:ゴーグル型端末で様々な情報を表示
などなど
このようにウェアラブル製品は、医療・生活・仕事・ゲームなど様々なところで活用されています。
「eMAXIS Neo ウェアラブル」の組み入れ銘柄
組入れ上位10銘柄と株価暴落率を下記に示します。

組入れ銘柄数は15銘柄です。
誰しもが知っている、「Apple」や「Google」が入っています。知っている企業が入っていると安心しますね。
2020年はほとんどの銘柄の株価がプラスと好調だったことがわかります。
2021年もこの調子で株価上昇することを期待しています。

組入れ国を見ると72%以上をアメリカが占めています。
「eMAXIS Neo ウェアラブル」のチャートと純資産推移
ファンド設定来(2019/5/28~)のチャートと純資産推移です。

チャートはきれいな右肩上がりで今後の成長を期待させてくれます。
純資産のは2021年1月頃から急激に増えています。このあたりから人気が出ていることがわかります。
2020年始から現在(2021/3/31)までの基準価格と純資産の推移をまとめると下表の通りです。

基準価格・純資産ともに大きく成長しています。

上記は直近3か月のチャートです。
基準価格と純資産ともに上下はありつつもきれいな右肩上がりを見せています。
今後もこの調子で成長していくか注目です。
「eMAXIS Neo ウェアラブル」の実質コスト
目論見書・運用報告書から実質コストを見ていきます。

目論見書をみると、
- 購入時手数料:0%
- 信託財産留保額:0%
- 信託報酬:0.792%

運用報告書で見ることのできる隠れコストは、
- 売買委託手数料:0.052%
- 有価証券取引税:0.001%
- その他の費用:0.112%
の合計0.165%となります。
- 購入時手数料:0%
- 信託財産留保額:0%
- 信託報酬:0.792%
- 隠れコスト:0.165%
よって、実質コストは0.957%となります。
「eMAXIS Neo ウェアラブル」のまとめ
解説してきた内容をまとめると以下の通りです。
- ウェアラブル関連の銘柄に特化して投資
- 組入れ銘柄数は15銘柄
- 2020年始~現在までの基準価格:+117%%以上
- 2020年始~現在までの純資産:+760%以上
- 実質コスト1.0%程度
やはり注目すべきは基準価格・純資産です。大きく成長しており、チャートもきれいな右肩上がり続けているため今後にも期待が持てます。
繰り返しになりますが、純資産推移を見ても「eMAXIS Neo ウェアラブル」の評判は良いといえます。
「eMAXIS Neo ウェアラブル」で気を付けること3点

- ①手数料が高め
- ②テーマ型ファンドである
- ③分散効果が薄い
上記について解説していきます。
①手数料が高め
信託報酬は0.792%とインデックスファンドにしては高めです。
「eMAXIS Neo ウェアラブル」は人気の「eMAXIS Sllimシリーズ」や「楽天シリーズ」と比較しても信託報酬(管理費用)は高い設定です。

実質コストは1.0%近くになります。これはアクティブファンドレベルの手数料です。
②テーマ型ファンドである
「eMAXIS Neo ウェアラブル」はテーマ型ファンドであることを理解しておきましょう。
テーマ型ファンドの特徴は下記のとおりです。
- 知識がなくても特定のテーマに投資ができる
- 特定のテーマへの集中投資となり、リスクが大きい
- 売却タイミングが重要になる
ウェアラブル関連は現在とても人気のテーマです。しかし人気テーマは時間とともに変化します。
テーマに対する関心が薄れ、売却タイミングを逃すとリターンが小さくなる可能性があります。
③分散効果が薄い
「eMAXIS Neo ウェアラブル」は特定のテーマへ集中投資をするため、セクター分散はできません。
組入れ銘柄数も人気インデックスファンドの、eMAXISSlim全世界株式は約3000銘柄、eMAXISSlim米国株式(S&P500)は約500銘柄ですが、「eMAXIS Neo ウェアラブル」は15銘柄と明らかに少ないことがわかります。
したがって、インデックスファンドの魅力の1つである、分散効果は薄いです。
✅上記内容を含めて考えると長期投資には向いていないことがわかります。
ただし、人気セクターの見極めや基準価格を随時チェックできる人であれば、市場平均を上回るリターンが得られるかもしれません。
投資をする際は、最低でも四半期に1回程度価格の推移をチェックするようにするとよいでしょう。
ウェアラブル関連は今後も成長の見込みあり

ウェアラブル関連は今後も成長の見込みがあります。
テクノロジー関連の調査会社IDCのレポート(2021年1月5日)によると、
2020年第3四半期のデータですが、世界のウェアラブルデバイス出荷台数は、前年同期比35.1%増の1億2503万台となりました。
内訳は下記のとおりです。
- 腕時計型:3,290万台の出荷で前年同期比36.2%の増加
- リストバンド型:2,193万台の出荷で前年同期比9.4%の増加
- 耳装着型デバイス:6,975万台で前年同期比47.7%の増加
二桁の成長という大きな需要があり、今後もユーザーが増加していくといわれています。
また、数年後にはデバイスの買い替えの機会も増えるため、ウェアラブル以上は大きな需要を持続的に受けられるだろうといわれています。
上記のような予測もあるため、今後の成長余地はまだまだあるといえます。
下記に参照した記事を載せます。

「eMAXIS Neo ウェアラブル」は安定した成長を見せており、今後の成長余地もまだまだあるファンドでした。
また、「Apple」や「Google」など私たちが日々使っている企業も入っているため親しみやすいです。
私はまだウェアラブル製品というものを多用していないため、このファンドを調べてみて、買ってみようかなと思わせられました^^
今後のウェアラブル関連の成長を信じる人には投資候補として面白いと思います。
「eMAXIS Neo シリーズ」に興味を持っている方は、ぜひ「eMAXIS Neo シリーズの評判は?【全9ファンドを徹底比較します】」もご覧ください。
「eMAXIS Neo シリーズ」全9ファンドとS&P500を徹底比較しています。
ファンド選びの参考になると思いますので、ぜひどうぞ!
というわけで、今回は以上となります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
おわりっ
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